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昨日、悲別で(後編) [倉本聰]

悲別ロマン座を後にし、降り始めた雪を恨みつつ、途中道の駅でラーメンを食ったりしながら、次の目的地のある上砂川町に到着。ここも歌志内市同様、嘗ての炭坑町。目的の悲別駅こと上砂川駅は、炭鉱が閉鎖になった1994年に鉄道も廃線になっており、現在は使われておらず、観光目的のみで残されている(ちなみに倉本聰脚本の映画『駅 STASION』もこの上砂川駅で撮影されたらしい)。ロマン座のある歌志内市も全く同じような状況で、石炭を運ぶのが主だった鉄道は廃線になっている。まさに時代から見捨てられてしまった町といった印象である。

さて、たいして調べもせずに到着した上砂川町であったが、悲別駅はあまり苦労せずに見つかった。実際に駅のあった場所からは少し移動したところに残されているらしい。駅舎と客車と貨物車が広い敷地にポツンと置いてある。雪の降る中、人影は全くない。駅舎の中に何らかのものが展示してある様子だが、カギが掛かっており入れない。少し見学したが、いよいよ雪が本格的に降ってきたので、慌てて上砂川町を後にした。

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悲別駅003.jpg

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こんな感じで『昨日、悲別で』を巡る旅(仕事の合間なんだけどね)は終わった。雪さえ降らなければもう少し周辺も観てみたかった。思い入れはないが炭鉱の跡地にも行ってみたかった。炭鉱が閉鎖し、多くの人々が去った町。悲別とはよく付けたものである。

(終)


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昨日、悲別で(前篇) [倉本聰]

仕事で芦別まで出張することになり、車だとどんなルートで行けばいいのか、つらつらと地図を眺めているうちに、芦別からちょっと南西に「悲別ロマン座」と書いてあった。「ええっ、これは倉本聰脚本のテレビドラマ『昨日、悲別で』に出てきた、あの映画館のこと?」と驚いた。何しろ今から随分前に放映したドラマに出てくる場所で、しかも地図に載っているなんて驚きであった。

『昨日、悲別で』は放映当時観ていた。内容はかなり忘れてしまったのだが、感動した覚えだけは残っている(何といい加減な俺)。寂れた炭坑町の若者が夢を追いかけ(ダンサーを目指してた?)、それに破れたりする内容ではなかっただろうか。石田えりは「おっぱい」と呼ばれていたっけ。あと「駅長」ってのもいたな。何だか懐かしさがこみ上げて来て、仕事を早く終わらせて、絶対行ってやると、俄然張り切って仕事に向かった。ネットで調べると、架空の町、悲別は歌志内市という人口約5000人しかいない寂れた町がモデルでロケ地にもなった様子。そしてその隣の上砂川町には「悲別駅」(もちろんドラマでの駅名)まであると判明。

もう仕事気分もそこそこに、アクセル全開で芦別に到着し、仕事をササッと終え、いよいよ歌志内の「悲別ロマン座」に向かったのだった。30分くらい走ったであろうか(計ってなかったので感覚的にですが)、トンネルを抜けてちょっと行ったところの道沿いにいきなり「悲別ロマン座」を発見。見事な寂れっぷり。

悲別ロマン座001.jpg

悲別ロマン座002.jpg

悲別ロマン座003.jpg

悲別ロマン座004.jpg

貼ってあったポスターによると、夏には映画監督の大林宣彦氏もここに訪れていたらしい。こんなボロでも現役の建物なのである。凍えそうになりながら写真を撮っているうちに雪が降ってきた。こんな山の中で雪に降られたらヤバイってことで、急いで次の目的地である上砂川町の「悲別駅」に向かった。

(つづく)


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